2022年9月27日に行われる予定の、安倍元総理の国葬の参加者がだんだん明らかになってきました。
そこで今回は、「弔問外交」ともいわれる国葬に、海外から参列する方々をまとめていきたいと思います。
国葬に参列にするG7の現職首脳は0人!

2022年9月27日に日本武道館で、55年ぶりに行われる予定の安倍元首相の国葬。
各国の参列者も明らかになってきており、
まずG7(主要7カ国)の現職の首脳で参列するのは、カナダの「トルドー首相のみ」となっています。
追記:9月25日、カナダ東部に上陸したハリケーンの災害対策のため、欠席を表明
トルドー首相はツイッターで出席を表明していたばかりでした。カナダでハリケーンの被害はまれということで、首相自ら「できるだけ早く被害地に行きたい」との理由で国葬欠席を表明。首相がすぐに駆けつけてくれるのは安心ですね。
以下は日本を除くG7の6カ国。
- アメリカ…バイデン大統領(✕)
- カナダ…ボルド首相(◯)⇒(✕)
- イギリス…ジョンソン首相(✕)
- フランス…マクロン大統領(✕)
- ドイツ…シュルツ首相(✕)
- イタリア…マッタレッラ大統領(✕)
これは悲しすぎる…
フランスのマクロン大統領は、参列予定とも言われていましたが、代わりに「できるだけ高位の人物」の参列を検討すると方針変更。
ちなみに、ロシア・中国を含む「国連常任理事国」のトップの参列もありません。
こちらはある程度想像はつきますが、
「じゃあ、一体誰がくるの?」ですね。
ネットでは、

国葬誰も来ねえじゃん
やる意味ある???



国葬も、ロシア、フランス、アメリカの首脳が来るなら
弔問外交も成立するんだろうが、
誰も来ないなら外交にならないんじゃなかろうか?



まだ出席検討段階?もう1ヶ月切ってるのに?
てか現役トップの人たち、
軒並み欠席じゃない。
どこが弔問外交だよ



海外の要人も軒並み欠席なら、国葬強行の大義名分も消失!
血税は無駄遣いを止めて、国民のためにつかって下さい。
など、厳しい批判の声が多くあがっています。
国民の税金で、即断かつ説明不十分だと、誰のための国葬なのか疑問が増すばかりですね。
【各国の参列者まとめ】国葬は誰がくる?


政府や岸田首相が正式に発表した方と、参列の意向と伝えられているのは、以下の方々です。
- アメリカ…ハリス副大統領(オバマ元大統領は見送り)
- イギリス…メイ元首相
- イタリア…レンツィ元首相
- EU…ミシェル大統領
- インド…モディ首相
- ウクライナ…シュミハリ首相(見通し)
- オーストラリア…アルバニージー首相、ハワード氏・アボット氏・タンブル氏の3人の元首相
- カタール…タミーム首相
- カナダ…トルドー首相(急きょ欠席)
- 韓国…韓悳洙(ハン・ドクス)首相
- カンボジア…フンセン首相
- シンガポール…リー首相
- スリランカ…ウィクラマシンハ大統領
- ドイツ…メルケル前首相からウルフ元大統領に変更
- ニュージーランド…シンディ・キロ総督(国家元首の代理)
- ベトナム…フック国家主席
- フランス…サルコジ元大統領
ニューヨークで開かれる国連総会(9/20~26)と日程が丸かぶりの上、
エリザベス女王の訃報を重なり、なんというタイミングの悪さ…
各国にも、日本では国葬に反対意見が多いことは伝わっているでしょうし、安倍元首相があのような亡くなり方をしただけに、日本の警備に対する心配もあるかもしれませんね。
結局、国葬の費用はいくらかかる?
現在、政府が公表した国葬費用「2億5000万円」の全体像は明らかにされていません。
これは最低ラインで、警備費用などは含まれていないことから、
例えば、2019年に行われたG20大阪サミット並の警備ならば、100億超えという報道も。
概算要求で外務省が開催費用として247億円、警察庁は警備費として124億円を要求していました。また、政府は75億円を開催準備費として、実際に拠出しています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0a32de9d033a0a408c87226d4e941c0eb717b0dc
ちなみに、外務省関係者によると、弔問に訪れる海外要人の諸費や宿泊費などの経費は、日本政府は負担しないそうです。
2チャンネル解説者の「ひろゆき氏」は、
外交的価値を考えると、2億円かかってもお釣りがくると持論を語っています。
- 岸田総理が、外国首脳の会談へ行く場合、1国当たり1億円以上かかる(政府専用機、随行職員の滞在等の費用)
- 海外要人が宿泊や滞在費を落としてくれる
- 海外メディアから報道される
さすがに100億はないと思いますが、十分な準備期間をとって進められるサミットとは趣旨も違いますし、
トップが来ないとなると、どうなのか…
追記:松野官房長官は9月6日、警備費を含めた現時点の国葬費の総額は「約16.5億円」になる見通しと発表しました。
その内訳は、
- 武道館会場設営費:2.5億
- 警備費:8億
- 海外要人接遇費:6億
- 自衛隊儀仗兵の車の借上げ:1千万
すでに14億円増し。まだ見通し段階のため、オリンピックの時のように、さらに2倍なんてことも…
東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の理事会が6月21日、東京都庁で開かれ、最終的な大会経費が1兆4238億円に上ったと公表した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7466fc752279670801594aa6d4ebaf65c64841ae
招致決定前の2012年に示された経費は7340億円で、結果的には予定の2倍の経費がかかったことになる。
日を追う事に批判が高まり、賛否両論ありますが、
海外から700人が参列する見通しで、岸田首相は首脳クラス級の30人以上と会談する方針とされています。
オリンピックによる国民の税金負担、さらに国葬に使われる税金、国葬反対6割と言われる中で、執り行なわれる以上は弔問外交になんらかの成果を期待したいですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。