激戦の東京選挙区で、参議院議員に当選した「元おニャン子クラブ」の生稲晃子さん。
厳しい批判が続いていますが、一人だけ袋叩きにあっているようで「可哀想」という声も聞かれます。
今回は、そもそも「生稲晃子さんが選挙に立候補した理由」や、選挙による賠償トラブルについてまとめていきたいと思います。
生稲晃子はなぜ選挙に立候補した?

生稲晃子さんが参院選に立候補した理由は、自身の癌闘病の経験から「誰もが働きやすい国を作りたい」ということ。
簡単な経緯はこちら。
2011年、お子さんが5歳の時に、乳がんの告知を受け、2度再発。
5回の手術を受け、右胸を全摘出しながらも治療と仕事、子育てに全力で取り組んできた経験から、
「病気でも仕事や生きがいを失うことのない日本を作ること」が目標。
生稲さんは、2015年に右乳房の再建手術をして以降、
2016年、政府の「働き方改革実現会議」の民間議員に就任。
病気を抱えながら働く人を守るための「医師・企業・双方を繋ぐコーディネーター」が3方面からサポートする、
「トライアングル支援」という仕組みを作り、1万2000人を超えるコーディネーターが育成されている(※2022年3月末時点)

病気になって不安な時、相談できる環境や、サポート体制は需要です。
生稲さんの活動によって、多くの「両立支援コーディネーター」が育成されていることは事実で、素晴らしい仕組みですよね。
その後も、毎年のように、
<2017年>厚生労働省「がん対策推進企業アクション」アドバイザリーボードメンバー就任
いくいな晃子公式HPより
<2019年>内閣府「DV等被害者のための民間シェルター等に対する支援の在り方に関する検討会」委員就任
<2020年>がん対策推進企業アクション女性会議「Working RIBBON」オフィシャルサポーター就任
など、選挙に立候補する前から、ご自身の経験を生かした様々な活動を行っています。
このような理由で、単なるアイドル議員ではないと期待の声もありましたが、
参院選が始まると、
- 一貫性のない発言
- アンケートほぼ無回答
- 内容パクリ疑惑
- 正門を避けて初登院
- 旧統一協会施設への訪問
など「政治家としての資質」を疑問視する声が相次ぎ、逆風だらけ。
これらの言動は批判されても仕方ないですが、
ネットでは「可哀想」という声も。

生稲晃子さん、腐った自民党をPRするためのアイコンみたいになっちゃって可哀想。
ジジイたちの言う通りにしただけなのに、ね。



生稲晃子可哀想だし哀れ。
自分の言葉で喋る事は6年議員やってる間不可能なんだろう。



なんか可哀想にみえてきた。
当選しなきゃこんなにいろいろ言われなくて済んだのに。



数ある自民党新人議員のうち、生稲晃子議員「だけ」つるし上げにあってるの、ちょっと可哀想過ぎないか?
他の新人自民党議員だってやってるだろうに。



おニャン子クラブよりも、本来は女優の生稲晃子さんは、自民党に踊らされて、バッシングされて、可哀想な部分は多いです。
旧統一教会とも縁はない人です。本当にいい人なんですから。
神輿に担がれた感はありますね。
生稲は担がれたのは75歳で引退を表明した中川雅治氏の東京選挙区の後任だった。元々、片山さつき氏が狙っていたポジションだったが、派閥を離脱した片山氏が引き継ぐことを二階派が妨害。何人かの女性タレントが候補に挙がったあげく、最終的に生稲に決まったという。
引用元:https://www.mag2.com/p/news/544540
よくありそうな話…
生稲さんを推薦した党や、利用した政治家の責任もありますよね。
さらに立候補したことで「訴訟トラブル」もかかえています。
生稲晃子の損害賠償請求額は4千万円?
生稲晃子さんは2016年から、テレビ通販番組「痛快!買い物ランドショップ島」に出演していました。
立候補すると、公職選挙法や放送基準により、生稲さんが出演していた「収録済みの19商品分」の映像が放送できなるため、
番組制作会社が「出馬表明を送らせてもらえないか」と事情を説明していたにも関わらず、生稲さんは出馬を表明。
番組制作会社「東京テレビランド」は、2022年6月6日、生稲さんの所属事務所「プロダクション尾木」に、
再編集や取り直しなどにかかる費用として、約900万円の損害賠償を求める裁判を起こしています。
その賠償額は4月分までの損害で、
今後請求額が4千万円まで増える可能性もあると言われているようです。
生稲さんの事務所は「契約書はなく、契約違反に該当しない」と主張。
現実的に、契約書がないと賠償は厳しいとの見方もあるようですが、
生稲さんは36年間も芸能界にいて、事務所や御本人も、その辺りの事情もよくご存知でしょうに…
関係施設訪問の件で、久しぶりに直接インタビューに応じましたが、コメント対応ばかりだったので、病気が再発したのではという噂もありました。
自身の闘病経験から、何かを成し遂げたくて立候補したのだと思いますが、批判やプレッシャーに耐えられるか、、
インタビューの時の顔もかなり疲れていましたし、あまりにもストレスが多いと、再発リスクも心配されます。
困難は続きそうですが、生稲さんだからできる活動で挽回してほしいですね。