【back number/ベルベットの詩】タイトルに隠された意味考察!

バックナンバー

2022年8月26日公開の映画「アキラとあきら」の主題歌になった、バックナンバーの新曲『ベルベットの詩』。

タイトルの「ベルベット」がどういう意味なのか気になりますよね。

今回は、普段あまり聞き慣れない『ベルベット&詩(うた)』のタイトルや歌詞の意味について考察してみました。

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「ベルベットの詩」は映画のために書き下ろした新曲

この映画の内容は、真逆の人生を過ごしてきた、同じ名前の2人(情に厚いアキラと、冷静沈着なあきら)が、入社したメガバンクで出会い、苦悩や葛藤に立ち向かいながら、2人の人生が交差していく物語です。

「下町ロケット」「半沢直樹」「陸王」など、大ヒットドラマを生み出してきた、作家・池井戸潤(いけいど・じゅん)氏の原作で「池井戸潤史上、最も泣ける作品」とのこと。

これは面白そうですね!

back numberの清水依与吏(しみず・いより)さんは、映画や楽曲制作について、以下のようにコメントしています。

どの角度からも後押しできる力強さを持った作品なので、『音』の部分は早々に心が決まりましたが『言葉』の部分では盛大に苦戦しました。 

書き込んで、歌い、直して、歌い、ぐしゃぐしゃに丸めて、また真っ白い紙に向き合う。 

この作業を何度も何度も繰り返す事が、『アキラとあきら』の中で、苦悩や葛藤に晒されながら生きる登場人物の1人として『ベルベットの詩』を招き入れて頂く為にとても重要だったように思います。 

傷も癒えないまま歩み続け剥き出しになった『中身』のような自分を、本能のままに叫ぶのではなく、美しいものだと願って歌う。 

もしかしたら自分達にとっても、いま必要な楽曲として生まれて来てくれたのかもしれません。     

清水依与吏(back number)  

back number公式HPより引用

さらに「自分がハンドを始めた頃、この先どうなるか分からないもやもやしていた気持ち」を思い出して作ったと語っています。

ティザー映像はこちら。

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【back number/ベルベットの詩】タイトルの意味とは?

ベルベットにはいろんな意味がありそうです。

これからみていきましょう!

ベルベットの3つの意味

①ベルベットは生地の種類で、起毛していて(暖かい)肌触りが柔らかい美しい織物。

赤ちゃんを包む「おくるみ」にも使われていたりします。

柔らかく優しく包み込むような意味もありつつ、

歌詞:ああ うるさく つたなく 産声のように遠く響け

赤ちゃんの産声のような、純粋な気持ちにもリンクしているような…

②そして「ベルベット・ボイス」という言葉もあり「柔らかい暖かみのある声」という意味をもっています。

つまり「ベルベットの詩」は、back number清水依与吏さんのコメントの中にもあったように、

柔らかくて暖かみのある、傷を癒やすような優しい詩」というような意味でしょうか。

映画監督の三木孝浩氏や、プロデューサー馮年氏も、この詩について、以下のように表現しています。

  • 荒々しくも優しい
  • 聴く人それぞれが自らを奮い立たせるような応援歌
  • 苦しい時、心が折れそうな自分を肯定し、エールを送ってくれるような、熱くて、優しい楽曲

歌詞も映画の主人公の心情に重ねて、サビは全部「それでも人生はすばらしい」と、傷を癒やす応援歌になっていますよね。

「ベルベット生地の作り方」

ベルベット生地の製造工程の中に、2枚の織物を、繋ぎ糸で繋ぎ合わせて、1枚の織物に仕上げる工程があり、この手法はとても手間がかかるようですが、その分、美しいベルベットに仕上がるようです。

映画の同じ名前をもつ2人の人生が交差し、一緒に困難に立ち向かっていくという意味もあるかもしれませんね。

詩(うた)の意味

「うた」と読む漢字は「歌、唄、詩」がありますよね。微妙な違いのようですが、

歌・・・一般的な歌。メロディーやリズムを声に出して表すもの。
※唄も同じ意味で、伝統的な邦楽に用いられることが多い

詩・・・詩(し)を意味し、メロディーがない。思いや内面的なものを言葉にしたもの。

一般的な「歌」も感情や思いを表現したものですが、

清水依与吏さんご自身も歌詞と葛藤して、やっと生まれた曲と言われていますので、単に歌というよりは、その言葉(歌詞)や内面的なものにフォーカスしたという意味合いが強いかもしれません。

追記:花言葉に注目されている方もいました!

ベルベット=(通称:ペチュニア)は花にも例えられるようです。

気になって花言葉を調べて見ると、ペチュニアの花は色によって意味があり、

「青いペチュニア:ためらう気持ち」
「赤いペチュニア:けして諦めない」

とありました。

歌詞:青くさい なんて青くさい 綺麗事だって言われても いいんだ 夢見る空は いつだって青一色でいい

1番の歌詞の青は、理不尽なことに「ためらっている気持ち」を表し、それ以降は、赤いペチュニアの「けして諦めない気持ち」を表現しているとの考察で、なるほど深い…

色に注目してみると、

歌詞:泥くさい なんて泥くさい だからこそ綺麗な綺麗な虹を 見つける権利がある

「泥くさい、綺麗な虹」など、歌詞の中に「色の意味」も隠されていると考えるとまた素敵。

メロディが素敵なのはもちろん、歌詞をみるだけでも励まされるような、優しい楽曲ですね。

辛い時や元気になりたい時、支えてくれそうな大切な1曲になりそうです。

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まとめ

バックナンバーの新曲「ベルベットの詩」の意味について考察してみました。

どんな人も励まされるような応援歌。やはりフルで聞くと最高ですね!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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